件数と人口あたりの違い、数字を比べるときの落とし穴
犯罪や事故の「件数」は、人口の大きな町ほど多くなります。そこで、件数を人口で割った「人口あたり」の値を使いますが、これにも落とし穴があります。
件数と人口あたりの違い
たとえば、次のような2つの町があるとします(数字は説明のための例で、実在の町ではありません)。
| 人口 | 自転車盗の件数 | 人口1万人あたり | |
|---|---|---|---|
| A町 | 20,000人 | 40件 | 20件 |
| B町 | 2,000人 | 10件 | 50件 |
件数はA町が多いのに、人口あたりではB町のほうが多くなります。町の大きさが違うときは、人口あたりで見るほうが公平です。
人口あたりが当てにならない場合
- 人口が少ない町: B町のように人口が少ないと、1件増えるだけで人口あたりの値が大きく動きます。統計ラボは、人口が500人未満の町丁目には、人口あたりの値を出していません。
- 昼間に人が集まる町: 駅前や繁華街は、住んでいる人が少なくても、昼間に多くの人が来ます。住んでいる人の数で割ると、実際より件数が多く見えます。市区町村の点数は、住んでいる人と昼間にいる人の平均で割って、この影響を和らげています。
- 種類による違い: 自転車盗や車上ねらいは、駅や商業地に集中します。人口あたりの値は参考程度にしてください。
年ごとのぶれを避ける
件数は、年によって増減します。1年だけで判断せず、数年の流れを見てください。全国治安指数は、直近3年の平均を使って、偶然の増減に左右されにくくしています。
統計ラボでの見方
- 町丁目のページで、年ごとの件数の推移を見ます。
- 人口が十分な町では、人口1万人あたりの値も見ます。
- 同じ市区町村の中の順位で、近くの町と比べます。
くわしくは全国治安指数の読み方をご覧ください。
公開: 2026-10-29 · 運営: MGM LLC · 解説記事の一覧