日影規制・日影図と、日照時間の違い
日当たりについて調べると、「日影規制」「日影図」という言葉に出会います。統計ラボの「日照時間」とどう違うのかを整理します。
日影規制とは
日影規制は、建築基準法に基づいて、中高層の建物が周りの敷地に落とす影の時間を制限する制度です。 冬至の日の午前8時から午後4時(真太陽時)の間に、ある高さの面で、何時間以上の影を落としてはいけないかを、地域ごとに決めています。 対象の地域、建物の高さ、時間の限度は、地域の条例などで決まっています。最新の内容は、各自治体の建築指導の窓口で確認してください。
日影図とは
日影図は、建物を建てるときに、その建物が落とす影の範囲と時間を示した図です。新しく建つ建物が、規制を守っているかを確かめるために作ります。 建築計画の説明資料などで見ることがあります。
統計ラボの「日照時間」との違い
| 日影規制・日影図 | 統計ラボの日照時間 | |
|---|---|---|
| 目的 | 新しい建物が周りに落とす影を制限する | 既存の建物の面に、直射日光が当たる時間を知る |
| 見る向き | 建物の影が落ちる側(周りの敷地) | 建物の外壁の面が受ける日光 |
| 日付 | 冬至の日 | 各月15日(12月15日を冬至の代表日とする) |
| 範囲 | 1つの建築計画 | 東京23区の全建物 |
| 性格 | 法令の基準に合うかの確認 | 計算による推定 |
使い分け
- 物件の日当たりを比べるとき: 統計ラボのように、建物ごとの日照時間の数字が便利です。
- 隣に新しい建物が建つときの影響を知るとき: 建築計画の説明資料にある日影図や、自治体の窓口で確認します。
- 統計ラボの数字は、日影規制を守っているかどうかの判定には使えません。
計算のくわしい方法は計算方法をご覧ください。
公開: 2026-10-29 · 運営: MGM LLC · 解説記事の一覧