建物ごとの日当たりの読み方
このデータで分かること
東京23区の約196万棟の建物について、周りの建物と地形が作る影を考えて、各月15日に外壁へ直射日光が当たる時間を計算しています。 同じ町の中でも、建物の高さ、隣の建物との距離、向きで、日当たりは大きく変わります。区や町の平均ではなく、建物ごとに見られるのが特長です。
数字の読み方
- 12月15日の最良面・最上階: 冬至ごろの、その建物でいちばん日当たりのよい面の、最上階の直射時間です。「日当たりのよい場所が、その建物にあるか」の目安です。
- 12月15日の南向き・1階: 南向きの面の1階の直射時間です。周りの建物の影を受けやすい低い階の目安です。
- 目安の分け方: 冬の直射が2時間以上あるかどうかを、1つの目安にしています。これは、このサイトの集計のための区切りで、住まいの良し悪しの基準ではありません。
東京23区全体の様子
- 12月15日の最良面・最上階の直射時間は、中央値で4時間20分(4分の1の建物が2時間10分以下、4分の1が6時間50分以上)。最上階の最良面が2時間以上ある建物は、全体の78%です。
- 一方、南向き1階が2時間以上ある建物は36%で、中央値は40分です。同じ建物でも、低い階の南面は、高い階の最良面より、冬の日当たりが短いことが多くなります。
- 住宅(戸建て・共同住宅など)に絞ると、最良面・最上階が2時間以上の割合は80%、南向き1階が2時間以上の割合は34%です。
区による違い
南向きの1階で、12月15日の直射が2時間以上ある建物の割合を区ごとに並べると、次のとおりです(割合が小さい5区と、大きい5区)。
割合が小さい5区
| 区 | 南向き1階で2時間以上 | 平均階数 | 31m超の建物 | 最良面・最上階の中央値 |
|---|---|---|---|---|
| 千代田区 | 17% | 5.6 | 14% | 2時間50分 |
| 中央区 | 18% | 5.2 | 13% | 2時間30分 |
| 台東区 | 18% | 3.5 | 4% | 2時間40分 |
| 荒川区 | 24% | 2.4 | 1% | 3時間30分 |
| 墨田区 | 25% | 2.7 | 1% | 3時間20分 |
割合が大きい5区
| 区 | 南向き1階で2時間以上 | 平均階数 | 31m超の建物 | 最良面・最上階の中央値 |
|---|---|---|---|---|
| 練馬区 | 45% | 1.8 | 0% | 4時間50分 |
| 世田谷区 | 44% | 1.9 | 0% | 5時間10分 |
| 足立区 | 43% | 2.0 | 0% | 4時間40分 |
| 杉並区 | 41% | 1.9 | 0% | 4時間50分 |
| 江戸川区 | 39% | 2.1 | 0% | 4時間30分 |
23区の区ごとの値で、平均階数と「南向き1階で2時間以上」の割合の相関係数を計算すると −0.77 で、平均階数が大きい区ほど、南向き1階の日当たりのよい建物の割合が小さい傾向があります。高い建物が多く、建物の間が詰まっているほど、低い階には日が届きにくいためと考えられます(区の数は23で、因果関係を示すものではありません)。
区のページでは、町丁目ごとの値も見られます。日当たりのトップページから区を選んでください。
使うときの注意
- これは計算による推定です。樹木、ベランダやひさし、屋根の形、天気は反映していません。建物は箱型に単純化し、階の高さは一律3mと仮定しています。
- データ作成後の新築・建て替えは反映していません。
- 23区の境界から1km以内の建物は、区の外の建物が元のデータにない場合があり、値がやや不確かです(ページに注記があります)。
- 物件を検討するときは、現地での確認や、法令に基づく日影図とあわせて使ってください。